WWDCで発表されたiOS 9の機能で特に気になった物を挙げておきます。
※この記事は公開範囲にある(ログインしなくても閲覧可能な)Documentに記載された情報のみ書いています。
概要
- App Thinning
- Search
AppThinning
AppStoreからDLするアプリの容量を減らしてくれる技術。 以下の3つの要素から構成されている。
- Slicing
- BitCode
- On-Demand Resources
Slicing
Assetsを各端末に最適化して、複数のバイナリに切り出してくれる。 (iPhone4s用には@2xのAssetsだけ含むバイナリ、iPhone 6 Plus用には@3xのAssetsだけ含むバイナリ…など)
BitCode
AppStoreへの提出時に、ビルド済みのバイナリではなく、中間形式でアップロードする。 AppStoreからの配布では、中間形式から各端末に最適化したバイナリを配布する。 アプリのアップデートをしなくても、Appleが最適化をかけられる。(将来的な話)
On-Demand Resources
ソーシャルゲームの初回起動時に、データを取りに行くアレ。 大きなリソースファイルをアプリに含めず、分割して追加ダウンロードできる。 配布はAppleがやってくれる。
Search
Spotlightからアプリ内のコンテンツが検索できるようになる。 Spotlightに表示された結果をタップすると、DeepLinkでアプリのコンテンツに飛べる。 インストールされていないアプリに関しても、Spotlightで表示される。 いずれ、Spotlight検索結果のSEOとかが生まれて、順位を奪い合うことになりそう。
Universal Links
WebのURLを開いた際に、Safariを介さず、直接DeepLinkでアプリのコンテンツに飛べるようにもなる。便利。