近年、USで不動産価格推定サービスが盛り上がっているおかげで、日本でも不動産テックや不動産価格推定といった言葉をよく聞くようになりました。
個人的に気になったため、巷でよく聞く不動産価格推定サービスの推定精度をまとめました。
海外
Zillow
https://www.zillow.com/zestimate/
不動産テックで価格推定と言えばここZillow。
精度評価にはMedian Error Rate(誤差率の中央値)という指標を使用しており、全米平均が1.9%です。
Redfin
https://www.redfin.com/redfin-estimate
Zillowよりも精度が高いと言われているRedfin。
Median Error Rateを使用しており、1.62%の精度でした。
国内
ソニー不動産
国内だと推定精度が高いと言われるソニー不動産。
Median Error Rateを使用しており、5.89%の精度でした。
LIFULL HOME'Sプライスマップ
精度についての言及なし。
Howma
精度についての言及なし。
GEEO
寄与率(決定係数)が0.92とのこと。
イエシル
精度についての言及なし。
Smart Analyzer for Owner
Median Error Rateが5.0%、Mean Absolute Percentage Errorが6.6%
まとめと感想
やはりUSの不動産テックは進んでいるようで、誤差が少なく、高い精度で物件価格推定が行えているようでした。 それに対して国内は精度の記載がなかったり、「AI」部分を前面に押し出して利用者を煙に巻こうとしているような表記も目立つのが気になりました。
また、不動産価格は外れ値が多いためか、全体的にMean Absolute Percentage Error(平均誤差率)ではなく、Median Error Rate(誤差率の中央値)を使って精度評価を行なっているところが多いようでした。
今後、これらの結果を用いて私も不動産価格推定を行なっていこうと思います。