趣味で作ったアプリがリジェクトされてしまっていたので、WWDCのApp Review Labに行ってきました。 とても親切に対応してくれました。
概要
- 作っていたアプリについて
- リジェクトされていた理由
- Labでの受け答え
作っていたアプリについて
猫画像を高速で収集するだけのアプリです。
猫好きで、猫画像を集めている人向けのアプリで、 機能は、Twitterから取得した画像を表示して、タップするとアルバムに保存されるだけ。
シンプルで高速に収集できるのを売りにしようとしていました。
リジェクト理由
猫画像の収集アプリは、以下の理由でリジェクトされていました。
2.12 - Apps that are not very useful, unique, are simply web sites bundled as Apps, or do not provide any lasting entertainment value may be rejected 
今回のアプリは見込みユーザーにきちんとインタビューをした上で作っていたので、その旨も伝えて、アプリに価値があることを主張していたのですが、テンプレ回答しか得られず困っていました。
Labでの受け答え
以下のような流れで進行しました。
- アプリに関する質問
- 前置き
- アドバイス
アプリに関する質問
まず、向こうからいくつかの質問がありました。
- 聞きたい内容は何か
- 実際にアプリを見せてくれ
- アプリのコンセプトを教えてくれ
これに対して、こちらからは以下のように答えました。
アプリがシンプルすぎて機能が足りないと言われたが、どういった機能をつけるべきか分からないので、教えて欲しい。 アプリは猫好きが、猫画像を収集するためのアプリだ。
前置き
- 基本的にアドバイスでしかないので、これをしたら必ず通過できるとは限らないよ
- このアドバイスを聞いて、どうすべきかは、Developerに任されているから、考えてね
アドバイス
- あなたのアプリのターゲットはすごく狭い
- App Storeはより一般に広く普及するようなアプリを求めている
- 広いターゲットが満足するアプリにして欲しい。もちろん現状のターゲットが満足する形で
- ターゲットを広く取れば、あなたもマーケティングの面でメリットがあるはずだ
- こんな機能はどうだろう
- Favoriteした画像をアプリ内で見れるようにする
- 画像にコメントをつけられるようにする
- 猫好き向けのアプリは世にたくさん出ているから、見て研究してくれ
感想
全体的に、にこやかで優しい対応をしてもらえました。
リジェクト内容に関しては、おそらく「機能が少ないこと」ではなく、 「猫好き」かつ「猫画像収拾好き」というターゲットがあまりに狭く、その人たち向けの機能しか無かったことが根本的な原因のようでした。
やみくもに「機能をつけろ」と言うのではなく、「現状のターゲットも満足する形で、広いターゲット向けの機能を付けろ」とアドバイスをしてくれたのは良かったです。